SAP ジャパン株式会社
SAP®の安定稼働を実現する高可用性ソリューション
様々な業界の基幹系システムでの導入事例
![]() 高砂熱学工業株式会社様 |
![]() 住友商事株式会社様 |
基幹を担うデータ連携基盤をクラウド化、シビアな環境の可用性を確保するには |
SAP®の高可用性構成にLifeKeeperを利用するメリット
SAP®の基幹系システムでは、システム障害が発生すると業務に大きな影響が出るため、十分な障害対策が必要です。
HAクラスター製品「LifeKeeper」は、SAP NetWeaver®およびSAP HANA®用の「Application Recovery Kit(ARK)」を提供しています。ARKを使うことで、制御スクリプトを書かず、GUI上で直感的にSAP®の冗長化構成を構築できます。
※SAP NetWeaver®に対応したARKはLinux版のみが提供されています。Windows環境についてはお問い合わせリンクよりお問い合わせください。
※SAP HANA®に対応したARKはLinux版のみが提供されています。
これにより、LifeKeeperはSAP NetWeaver®とSAP HANA®で発生する障害の自動検知・自動復旧を行い、障害対策を自動化し、安定した事業継続をサポートします。
シナリオ別構成例
ECCからSAP S/4HANA®へ移行する場合、クラウド環境を前提とした場合は主に下記の2つのシナリオが考えられます。
1.SAP S/4HANA® オンプレミス版を利用する
AWSやAzureなどのパブリッククラウドのIaaS環境への移行が基本となります。IaaSの場合、責任共有モデルの考え方からOSより上位のレイヤは自己責任で障害対策を行う必要があります。
LifeKeeperは各IaaSに対応しているので、IaaS環境上でのSAP NetWeaver®およびSAP HANA®の安定運用の実現に貢献します。
◇SAP HANA®およびSAP NetWeaver®の障害発生時の影響
ケース1:SAP HANA®の停止 |
ケース2:SAP NetWeaver®の停止 |
SAP HANA®はインメモリー型のデータベースであり、単体での運用時に障害が発生すると、復旧の過程でメモリーロードが数十分~数時間要してしまい、RTO(目標復旧時間)が致命的に大きくなってしまい、業務に大きな影響が出る。 | SAP NetWeaver®のASCSおよびSCSで使用するデータベースは単一障害点となるため、ロックを含めたトランザクションが無効化されてしまう可能性がある。 |
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予め待機系ノードのメモリーにデータを 複製した上で、障害時の自動検知・ 自動切り替えにより復旧時間を大幅短縮 |
冗長化して単一障害点をなくし、 自動復旧させて障害対策を自動化 |
◇LifeKeeperによる対策
SAP HANA®での対策 |
SAP NetWeaver®での対策 |
SAP HANA®の持つデータ同期機能の HSR(HANA System Replication)と LifeKeeperによる監視・自動切換えにより 復旧時間を大幅に短縮 |
冗長化し、Lifekeeperによる監視と 自動復旧により障害対策を自動化し BCP対策を実現 |
2.RISE with SAPを利用する
「RISE with SAP」はSAP®ソリューションを包括的に提供するクラウドサービスで、SAP社により提供されます。RISE with SAPのコアとなるERP機能の「SAP S/4HANA® Cloud」は、SaaS形式で提供されます。よって、SAP S/4HANA® Cloudに対して個別の障害対策は行う必要がありません。
一方、RISE with SAPを利用しても、SAP®の周辺システム(JP1、HULFT、SVFなど)は、個別にAWSやAzureなどのパブリッククラウドのIaaS環境への移行が基本となります。LifeKeeperは、JP1/AJS3・HULFT・SVFといった、SAP®とよく連携される基幹系ミドルウェアにARKのラインナップを提供しています。ARKを使うことで、制御スクリプトを書かず、GUI上で容易にHAクラスターを構築できます。
IaaSの場合、責任共有モデルの考え方からOSより上位のレイヤは自己責任で障害対策を行う必要があります。LifeKeeperは各IaaSに対応しており、JP1/AJS3、HULFT、SVFなどの基幹系ミドルウェアの冗長化による安定運用の実現に貢献します。
◇RISE with SAPと周辺システムのイメージ
LifeKeeperと基幹系ミドルウェアとの連携は、各ユースケースページをご覧ください。
・JP1/AJS3:https://bccs.sios.jp/usecases/jp1.html
・HULFT:https://bccs.sios.jp/usecases/hulft.html
・SVF:https://bccs.sios.jp/usecases/svfha.html
テクニカルリソース
SAP®構築に関する技術情報(各種手順書等)は、以下の「テクニカルリソースを見る」よりご参照いただけます。
よくあるご質問(FAQ)
Q SAP®のどの機能がサポートされていますか?
LifeKeeper for LinuxはSAP HANA®およびSAP NetWeaver®をサポートしています。
詳細なサポート要件についてはお問い合わせください。
なお、SAP HANA®およびSAP NetWeaver®については、専用のオプション・リカバリキット(ARK)のラインナップがあるので(Linux版のみ)、制御スクリプトを書かずにGUI画面の上で容易にクラスターを構築できます。
Q 評価版はクラウド環境でも利用できるのでしょうか?
はい、Amazon EC2 や Azure をはじめとしたクラウドのIaaS環境でご利用頂けます。LifeKeeperがサポートしているクラウド環境については、お問い合わせください。
Q SAP HANA® や SAP NetWeaver® を LifeKeeper で保護する構成を体験してみたいのですが、評価版などの用意はありますか?
はい、評価版がございますのでご活用ください。
https://bccs.sios.jp/lifekeeper/evaluation/
Q 発注してから利用開始までどのくらい時間がかかりますか?
弊社に注文書が到着してから、4営業日以内でご利用いただけます。
念のため余裕をもってお申し込みください。
※ご参考:LifeKeeper / DataKeeper 出荷スケジュール
Q 購入はどこからできますか?
原則販売代理店様からのご購入いただきます。
代理店につきましてはこちらのページをご覧ください。
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