アプリケーションの保護手法
LifeKeeperがアプリケーションやミドルウェアを保護する手段として、以下3つが存在します。
- GUI上でLinuxやWindows上で稼働するサービスを指定して、簡易的な監視と障害復旧を行う - Quick Service Protection (QSP)
- LifeKeeperのオプション製品 (Application Recovery Kits) を使用し、スクリプト開発不要で長年に渡る実績のある監視と障害復旧を行う
- スクリプトを開発することにより、任意のアプリケーションやミドルウエアの監視と復旧を行う - Generic ARK
1. Quick Service Protection (QSP)
Quick Service Protection (QSP) はLifeKeeperの標準機能で、WindowsやLinux上で稼働する一般的なサービスを簡易的に保護できる仕組みです。
メリット
・独自開発のアプリケーションやARKが対応していないアプリケーションを簡易的に保護できる
・GUI上での簡単な設定のみで、一般的なサービスをLifeKeeperの保護対象とすることが可能
・スクリプト作成が不要だから導入が簡単
・無償オプションだからコストを抑えられる
注意点
・監視や切り替えの制御はOSのサービスに依存する
・OSサービスに対応していないアプリは対象外
・ARKが用意されているアプリケーションは対象外
どんなシチュエーションで使用できるの?
・ARKのラインナップが無いソフトウエアを冗長化するとき → スクリプト不要だから設計・構築が容易にできる
・コストを抑えたいとき → 無償オプションだから専用モジュールやスクリプト開発にかかる費用を節約できる!
・シンプルな監視でOKなとき → サービスに依存した監視や切り替えで十分な時
2. Application Recovery Kits (ARK)
Application Recovery Kits (ARK) は一般的なクラスターソフトで必要とされる『制御スクリプトの作成』をせずともクラスター環境の構築を可能とするオプション製品です。
メリット
・弊社が開発し、保守サービスの対象となるので安心
・ユーザー側でスクリプト作成が不要で導入が簡単
・GUIから環境構築が可能
注意点
どんなシチュエーションで使用できるの?
漫画で分かるARK編
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ARKのメリットや注意点等を詳しく説明しているマンガです。
3. Generic ARK
Generic ARKは、監視・復旧ロジックを独自に作りこみたい場合に有効な手段です。
メリット
・独自開発のアプリやミドルウェア、ARKが対応していないアプリケーションを保護できる
・スクリプト次第でより細かく厳密な制御も可能
注意点
・スクリプト作成はユーザー自身の責任で実施する必要がある
・コマンドラインから制御できる
・下記の開発ガイドを参照の上、開発ください。
お客様にてカスタマイズ可能な汎用アプリケーションのサンプルスクリプトを提供しております。
Generic ARK用の制御スクリプトの開発を承ることも可能です。
条件につきましてはお問合せください。
どんなシチュエーションで使用できるの?
ARKのラインナップがないソフトウエアを冗長化するとき → ユーザーの要望にあわせた自由な設計ができる
検証済みバックアップソフトウエア
Lifekeeperとの組み合わせにおいて、検証を行ったソフトウエアとその資料です。
| Veeam Backup & Replication | 検証レポート |
| Net Vault backup | 検証レポート 互換性リスト |
| Arcserve | Arcserve Backup検証レポート |
| Arcserve Unified Data Protection (UDP) 検証レポート |