LifeKeeperの新機能

LifeKeeper for Linux v9.9.0 v9.8.1 v9.7 v9.6.2 v9.6.1 v9.6 v9.5.2 v9.5 v9.4.1 v9.4 v9.3 v9.2 v9.1 v9.0

LifeKeeper for Windows v8.10.1 v8.10.0 v8.9.2 v8.9.1 v8.9.0 v8.8.0

2024年9月25日 LifeKeeper for Linux v9.9.0で強化された機能

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1.災害対策のための新機能と特別価格

「Disaster Recovery add-on」の提供開始!遠隔地へのリアルタイムのレプリケーションが可能に

遠隔地の災害対策サイトへのリアルタイムでのデータレプリケーションと、アプリケーションのフェイルオーバーを可能にするオプション製品を提供します。
これを利用することで、WAN回線を介した遠隔地サイトのスタンバイノードに対しても高速なレプリケーションと、障害発生時のフェールオーバーを可能とするため、自然災害によるシステム停止から素早くアプリケーションを回復することが可能です。

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Disaster Recovery 向け特別価格で災害対策をもっと低コストで実現!

VMware Site Recovery Manager や Azure Site Recovery、AWS Elastic Disaster Recovery など、ミドルウエアやクラウド基盤の機能を使用した災害対策サイトへのシステムイメージコピーについて、平常時には両サイトのクラスタシステムが同時に起動されないことを前提に、災害対策サイト側のライセンス及び保守の費用を減額した特別価格を提供いたします。

前述の「Disaster Recovery add-on」と比べ、回復速度は劣るものの、コストを抑えた災害への対策を実現します。
特別価格の詳細については、以下のフォームよりお問い合わせください。

お問い合わせ

2.セキュリティ及び性能面の向上

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​​製品内部でのsuの使用をsudoへ変更

特定のユーザーには(履歴を追える)sudoの使用を許可する代わりに、suの使用を制限するケースが増えてきています。そこで、suの使用に制限を与える環境でもLifeKeeperを使用可能とすることで、システムのセキュリティレベルを向上させます。

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SAP ARK、SAP HANA ARKとDataKeeperの利用時にフェイルオーバー先の健全性を確認する機能を強化

健全な先へフェイルオーバーを行えるようになることで、フェイルオーバーの失敗によりかえって復旧時間が延びてしまうことを防ぎます。3ノード以上の構成時に役立ちます。

3.新しくOSや構成をサポート

サポート対象OSの追加

より多くのお客様の要望にお応えすべく、以下のOSについて新たにサポートを開始しました。

  • ​​​​​​AlmaLinux 9.4

AWSの1つの アベイラビリティゾーン (AZ)内でのクラスタ構成をサポート開始

これまではアベイラビリティゾーンを跨いだ構成(マルチAZ構成)のみのサポートでしたが、本バージョンより一つのアベイラビリティゾーン内でのクラスタ構成(シングルAZ構成)をサポートします。

2024年7月11日 LifeKeeper for Windows v8.10.1で強化された機能

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1.クラウド環境での利用がさらに柔軟に

AWS Outpostsのサポート

「LifeKeeper」が国内初「AWS Outpostsサービスレディ」に認定されました。AWS Outpostsは、AWS 環境を自社のオンプレミス環境に拡張することで、自社データセンターと AWS 環境との物理的な距離による遅延を短縮できるサービスです。
Outposts 上で展開されるシステムで LifeKeeper による HA 構成が可能となりました。
サポートされる構成はLinux版と同様です。以下よりご確認ください.。

AWS Outpostsの詳細はこちら

2.セキュリティ面のさらなる強化

IMDSv2のサポートで情報漏洩のリスクを軽減

IMDSv2を有効化したAWSのインスタンス上でLifeKeeperの稼働が可能となり、LifeKeeperを構成するコンポーネントもIMDSv2によるインスタンスメタデータの取得に対応しました。
IMDSv1ではセキュリティ面での脆弱性が指摘されておりましたが、IMDSv2への対応により、よりセキュアな環境でのクラスターシステムの運用が可能となります。
(Linux版LifeKeeperでは対応済みです。)

LifeKeeper for Windowsの全てのバイナリに「コード署名」

Windows版の全てのバイナリーに「コード署名」を行いました。 これにより、お客様はソフトウエアが信頼できるソースからのものであることの確証が得 られ、実行可能ファイルが署名後に変更されていないことを保証する完全性が実現されます。

3.オペレーション面でのユーザーイクスピリエンス向上

Oracle ARKが「OS認証」に対応

これまでOracle ARKを使用してリソースを作成する際、ユーザー名とパスワードの入力が必須でした。「OS認証」に対応したことでリソース作成時のユーザー名とパスワードの入力が不要になります。
Linux版では、既に対応しており、お客様はOSに依存せず一貫したオペレーションが可能になります。

リソース監視におけるLifeKeeper for Linuxとのユーザ体験の統一

リソース階層の上位リソースが停止した場合であっても、そのリソース階層に属する下位のリソースがサービス中(ISP)の場合には監視の対象とし、異常を検出した場合はローカルリカバリー やフェイルオーバーの実行が可能になりました。Linux版と動作が統一されました。

DataKeeper使用時のエラーメッセージ表示

DataKeeper使用時に、ミラー側のIPアドレスが変更になった際には「changemirrorendpoints」コマンドで環境の再設定が必要です。ミラー側のIPアドレスが変更になった際、DataKeeperは変更を検知し、警告とガイダンスをGUI上に表示するようになりました。また、changemirroreindpointsコマンドのエラー表示機能も改善され、設定不備の箇所がより分かりやすくなりました。

その他

最近追加されたサポート環境はこちらをご覧ください。

2024年3月26日 LifeKeeper for Linux v9.8.1 で強化された機能

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1.高いセキュリティレベルと可用性の両立

セキュリティがさらに強固に!IMDSv2のサポートで情報漏洩のリスクを軽減

AWS環境においてIMDSv1ではデータへの不正アクセスといったセキュリティ面でのリスクがありましたが、IMDSv2を設定したインスタンスでもご利用いただけるようになり、情報漏洩のリスクを軽減してよりセキュアな環境でのクラスターシステムの運用が可能となります。

SELinux環境での利用が可能に。セキュリティと可用性、両方を重視したい方にぴったり!

Linux 環境で SELinux を有効にすることにより、アプリケーションの脆弱性を突いた攻撃を受けた際にも被害を局所化でき、所謂「ゼロデイ」攻撃からの防御に有効です。本バージョンより SELinux(強制モード/許可モード)を有効化した環境でLifeKeeper を利用できるようになり、LifeKeeper が稼働するクラスターシステムが攻撃されることによる深刻なセキュリティインシデントの発生防止対策になります。

2.オンプレミスとクラウドの垣根を排した多彩な利用形態への対応

AWS Outposts ラックをサポート開始

「AWS Outposts」は、AWS 環境を自社のオンプレミス環境に拡張することにより、自社データセンターと AWS 環境との物理的な距離によるレイテンシーを短縮し、ローカルでのデータ処理ニーズにも対応するサービスです。今回、AWS Outposts ラック上で展開されるシステムで LifeKeeper による HA 構成が可能となりました。

VMware Cloud on AWS におけるマルチ AZ 構成をサポート

VMware Cloud on AWS におけるサポート対象を拡大、以下の構成がサポート対象に加わり選択できる可用性レベルの幅が更に広がりました。
- vSphere8 / vSAN / DataKeeper / マルチ AZ 構成

3.新しくアプリケーションやプラットフォームをサポート

SVF (Super Visual Formade) on Linux

Windows版に続き、ウイングアーク1st社のSVFの保護をLinux版のサポートも開始します。
サポートにあたり、検証レポートとサンプルスクリプトを公開しましたので、是非ご覧ください。

検証レポート・サンプルスクリプトの資料ダウンロードはこちら

Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 20220304.423

ご要望が多かった、Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 20220304.423 が LifeKeeper for Windows v8.10.0 に対するサポート対象仮想プラットフォームに追加されました。

Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 20160925.90, 20220304.423

Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 20160925.90, 20220304.423 が DataKeeper for Windows Cluster Edition v8.10.0 に対するサポート対象仮想プラットフォームに追加されました。

その他

追加サポートはリリースの案内をご覧ください。

4.【番外編 LifeKeeper for Windows】

LBHCK(LB Helth Check Kit)が AWS に対応

LifeKeeper for Windows 8.10.0で、Load Balancer Health Check (LBHC) Recovery Kit にて、AWS でロードバランサーを使用した構成をサポート。


サポート対象仮想プラットフォームの追加

ご要望が多かった、​​​​Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 20220304.423 がサポート対象仮想プラット フォームに追加されました。

2023年12月22日 LifeKeeper for Windows v8.10.0で強化された機能

Quick Service Protectionの改善と製品同梱

多様なアプリケーションをマウス操作で簡単に保護対象にすることが可能になる『Quick Service Protection(以下、QSP)』が、LifeKeeper for Windows v8.10.0より、QSP Add-onからお申込み不要の製品同梱となります。これにより、システムの構築にかかる時間が短縮され、より早期にサービスを開始できるようになります。

LB Health Check Kitの提供開始

クラウドのロードバランサー配下にLifeKeeper for Windowsを設置する場合、これまでは当社ユーザーサイトよりGenLB Generic ARKスクリプトをユーザー自身でダウンロードし導入する必要がありました。LifeKeeper for Windows v8.10.0より、LB Health Check Kitとして製品に同梱して提供される事となり、より迅速にロードバランサー配下にLifeKeeper for Windowsを配置することが可能となりました。

AWS Route 53リカバリーキット -実IPによるIPリソースの作成をサポート-

v8.10.0より、実IPによるIPリソースの作成がサポートされたことでAWS Route 53リカバリーキットを用いた環境の構築がよりわかり易く簡単になります。

AWS環境で利用するRoute 53 リカバリーキットは、一般的なHAクラスタの仮想IPに相当するものが存在せず、クラスタを構成する各ノード固有のIPアドレスに対してDNSのレコードを書き換えることでクライアントのアクセス先ノードを制御します。これを利用するためには、LifeKeeperは自ノードの実IPアドレスをIPリソースとして登録する必要がありますが、LifeKeeper for Windowsではその設定に複雑な手順が必要でした。今回実IPによるIPリソースの作成がサポートされたことで、より簡単、迅速にRoute 53構成を構築することが可能となり、システムの構築にかかる時間が短縮され早期にサービスを開始できるようになります。

2023年8月23日 LifeKeeper for Windows v8.9.2の追加リリースで強化された機能

Quick Service Protection(QSP)

Windows環境で、保護するアプリケーションの設定は3ステップで完了、多様なアプリケーションを簡単に保護することが可能になりました。

LifeKeeperは、オプション製品の「ARK」を使用することで、スクリプトの作成なしにHAクラスターシステムを構築できることが特徴です。従来はARKが用意されていないアプリケーションを保護対象とする場合には「GenericARK」というフレームワークを用いて保護対象とすることができました。但し、それにはスクリプトの開発が必要で、導入のハードルとなるケースがありました。

LifeKeeper for Windows v8.9.2以降では、「Quick Service Protection」を利用することで、GUI上での簡単な操作で、保護対象に設定できるアプリケーションが拡大しました。
※専用ARKが用意されているアプリケーションは対象外となります。Linux版では、LifeKeeper for Linux v9.1以降で利用可能となっています。

    QSP_setting_steps_2.png

    2023年6月28日 LifeKeeper for Windows v8.9.2で強化された機能

    Oracle Cloud Infrastructure (OCI) のサポート

    Protection Suite for Windowsにて、OCIがサポートされました。ご利用に際しては、Generic ARK for Load Balancer probe reply という、Load Balancerへの応答を行うためのスクリプトが必要となります。
    スクリプトはLifeKeeper/DataKeeper User Portalサイトよりご入手ください。

    LifeKeeper インストーラーの改善 

    DataKeeperを利用しない共有ストレージ構成であってもDataKeeperのインストールが必要ですが、v8.9.2よりLifeKeeperとDataKeeperのインストールを
    統合した形で実行できるようになりました。これよりインストール作業がさらに簡易になります。

    2023年3月28日 LifeKeeper for Linux v9.7 で強化された機能

    SAP HANAの3ノード以上の構成をサポート

    SAP HANAの冗長化構成を組む際に、待機系を複数にする構成のサポートを開始しました。
    これまでは稼働系/待機系の2ノード構成しかできませんでしたが、3ノード以上の構成が可能になります。
    これによって待機系ノードを複数の場所に置くことができるようになり、災害復旧(DR)対策をより盤石にすることができます。

    Red Hat Enterprise Linux 9.0のサポート

    2022年5月にリリースされたRHEL9のサポートを開始しました。
    RHEL9では、ハードウェアのパフォーマンスをより引き出せる改善が行われているほか、企業で重要となるセキュリティやガバナンスを向上させる機能が追加されています。
    今回サポートを開始したので、冗長化構成を組む際にはぜひご検討ください。

    そのほかにもSLES 15 SP4、Miracle Linux 8.6 のサポートを開始しました。

    2023年1月10日 LifeKeeper for Windows v8.9.1で強化された機能

    DataKeeperのValidation機能の強化

    DataKeeperのリソース作成時やミラーサイズの変更時に、問題となる構成をユーザーが選択した場合に、それを検知し警告します。設定の不備によるフェイルオーバーの失敗リスクを低減できます。

    AWS クロスリージョン構成のサポート

    AWS上でリージョンをまたいだHA構成がサポートされました。東京リージョンと大阪リージョンをまたいだHAクラスタ構成が可能となり、大規模災害やリージョン全体に及ぶシステム障害の影響からシステムを守ることができます。Recovery Kit for Route 53が必要です。

    また、リージョン内のアヴェイラビリティゾーンをまたいだ構成に付加して、別リージョンにStandbyノードをもう1つ配置する、3重化構成もサポートしております。詳細なシステム構成やサポート条件についてはお問い合わせください。

    非ノードロックライセンスのサポート 

    これまでWindows版では、特定のノード情報に紐づいた"ノードロックライセンス"を提供してきました。v8.9.1からは、特定のノード情報に依存しない、"非ノードロックライセンス"として提供します。これによりハードウェア情報が固定されないクラウド上でも、ハードウェア故障等が発生した場合でも、ライセンスの再取得と再設定が不要となります。

    2022年9月21日 LifeKeeper for Linux v9.6.2で強化された機能

    Azure共有ディスクのサポート

    Azure上で、Azure共有ディスクを可用性ゾーン内の共有ストレージとした構成をサポートしました。
    これまではデータレプリケーション構成しかとれませんでしたが、LifeKeeperによるAzure上でのクラスタ構成の選択肢が広がりました。

    STANDBY NODE WRITE PROTECTION機能を追加

    共有ディスク構成+Quorum Witness Kit(Any Storage構成)利用時に、待機ノードからディスクへのアクセスを抑止する機能を実装しました。
    これにより、SCSI Reservationを利用できない構成でも、意図しないアクセスによるデータ破損を防ぐことができるようになりました。
    Any Storage構成とは何かについては、こちらの記事をご覧ください。

    「GenLB」を、正式なApplication Recovery Kit(ARK)として製品に同梱

    これまでWebサイトでGenericスクリプトとして配布していた「GenLB」(Generic ARK for Load Balancer probe reply)が、本リリースから製品純正のARKとして製品に同梱されるようになりました。
    これにより、Microsoft AzureやGoogle Cloud™ 環境でLoad Balancerの負荷分散対象インスタンスへのヘルスチェックプローブを待ち受けて応答する仕組みを、ユーザーが簡単に使用できるようになります。
    「GenLB」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

    2022年7月21日 LifeKeeper for Windows v8.9.0で強化された機能

    Google Cloud 上で LifeKeeper for Windows によるHA構成が可能に!

    Google Cloud上でロードバランサー構成を採用している環境で、LifeKeeperが動作するための Gen LB ARK の提供を開始します。Google Cloud 環境では、クライアントからHAクラスターのActiveノードへのルーティング制御に Load Balancer のヘルスチェックを利用します。しかし、アプリケーション側のポートに対してヘルスチェックを行うと、アプリケーション側でヘルスチェックに応答するポートが必要になり、ポートの確保がアプリケーション依存になります。Gen LB ARK を利用すると、LifeKeeper 側でヘルスチェックに応答するポートを確保できるため、アプリケーションに依存せずに Google Cloud 上のHA構成を採ることが可能です。Gen LB ARK は、こちらから入手いただけます。

    スプリットブレイン防止機能の追加(Storage Quorum/Witness)

    本機能を利用することにより、DataKeeper構成におけるスプリットブレイン状況のリスクを大幅に低減できるようになります。詳細はドキュメントサイトをご参照ください。

    LKW_202207_2_2.png

    2022年4月20日 LifeKeeper for Linux v9.6.1で強化された機能

    Oracle Cloud Infrastructure (OCI) のサポート強化

    Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructureを利用することで、Oracle Cloud Infrastractureの仮想マシンのプライベートIPをLifeKeeperで制御できるようになります。LifeKeeperで提供される多くのARKも併せてサポートされます。

    NFS Recovery KitのUDPの利用に関する設定方法の改善

    UDPが無効になっているNFSを保護する際に、「NFS_RPC_PROTOCOL=tcp」を設定する必要がなくなりました。

    SAP Recovery Kitの強化

    LifeKeeper固有のcritical_nfs_mounts_<tag>ファイルの使用をサポートするようになりました。これにより、特定のサーバー上の特定のSAPリソースに対してこのファイルに追加されたNFSマウントエントリ(たとえば、/ sapmnt / <SID> NFS共有用)は、リソー
    スがインサービスになる前にマウントされます。

    LifeKeeper for Linux v9.6.1のオンラインドキュメントを見る

    2021年11月4日 LifeKeeper for Linux v9.6で強化された機能

    Azure 上での STONITH デバイスに対応

    Azure Fence Agentの提供する、STONITHデバイスをLifeKeeperで使用できるようになりました。従来より Azure 上のスプリットブレイン対策として推奨していた、Quorum/Witness と組み合わせることもでき、より強固な対策とすることも可能となります。詳細はこちらをご参照ください。

    NFS Server Recovery Kitの動作改善

    NFS ARKの起動・監視処理を見直し、動作を改善しました。詳しくは、オンラインドキュメントをご参照ください。

    LifeKeeper for Linux v9.6のオンラインドキュメントを見る

    2021年8月11日 LifeKeeper for Linux v9.5.2で強化された機能

    CLIの更なる機能強化

    v9.5.0から提供してきた機能強化されたCLI機能ですが、本バージョンではこれまでご利用いただけなかったSAPやWebsphere MQなど、複数のRecovery Kitにおいて新たに拡張されたCLIが利用できるようになりました。

    CLIの特徴とGUIとの差異について(1:11)※2022年9月時点

    CLIの詳細は、オンラインドキュメント の LifeKeeper for Linux テクニカルドキュメンテーション > コマンドラインインターフェイス > LKCLIガイド をご参照ください。

    スタンバイノード監視機能の強化

    v9.4から提供してきたスタンバイノード監視機能ですが、本バージョンではこれまでご利用可能だったDMMP RKに加えて、NASやマルチパス RKにおいても利用できるようになりました。詳しくは、オンラインドキュメントをご参照ください。

    LifeKeeper for Linux v9.5.2オンラインドキュメントを見る

    2021年7月6日 LifeKeeper for Windows v8.8.0で強化された機能

    Recovery Kit for EC2、Recovery Kit for Route 53の製品同梱化

    これまでGeneric ARK用のスクリプトを提供しておりましたが、インストールと設定に関わる手間を削減し、より分かりやすいインターフェースをご提供できるApplication RecoveryKit(ARK)として提供できるようになりました。

    ※Single Server Protectionを除く

    2020年5月12日 LifeKeeper for Linux v9.5で強化された機能

    Microsoft Azure Multi AZへの対応

    Azure上でのAvailability Zone(AZ)をまたいだHAクラスター構成に対応しました。 これにより、万一の広域障害時にも別のAZへ自動的に切り替えることで運用を継続し、障害のダメージを最小限に抑えることが可能になります。

    ※Single Server Protectionはサポート対象外となります

    LifeKeeper_img_200423.png

    詳細はこちら

    CLI機能の強化

    LifeKeeperは以前より、充実したGUIを提供してまいりましたが、コマンドラインによるシステム構築や運用には完全には対応できておりませんでした。そのような状況を改善すべく、LifeKeeper for Linux 9.5.0よりCLIによる構築、運用をサポートするための拡張を行いました。

    今回の実装では主に以下3つを実現します。

    CLIによる構築、運用等の操作 コミュニケーションパスの作成、削除
    リソースの作成、拡張、削除
    依存関係の作成、削除
    DataKeeperのミラーの停止、再開
    CLIによるパラメータの変更 スイッチバックの設定
    フェイルオーバのON/OFF
    仮想IPリソースのアドレスをソースアドレスとして利用するかの設定
    既存システムのクローン作成 作成済みのLifeKeeperクラスタからコミュニケーションパス及びリソース情報をexportし、別のLifeKeeperクラスタにインポートする。既存システムと同じ構成、設定のクローンを作成することが可能です。

    ※Single Server Protectionはサポート対象外となります

    2020年1月14日 LifeKeeper for Linux v9.4.1で強化された機能

    VMDK ARKの実装

    LifeKeeperからPowerShellとPowerCLIを用いてVMwareハイパーバイザを直接制御することにより、VMwareで作成された仮想ハードディスクをLifeKeeperの共有ストレージとして安全に使用できるVMDK ARKを実装しました。

    これにより、VMDKによる共有ディスク構成でも待機系からのアクセス制限を行い、quorum/witness モードで必要な第三のサーバーを立てることなく、SCSI Reservationと同じレベルの堅牢度を実現する事が可能となりました。VMwareハイパーバイザを制御するために必要なソフトウェアは全てVMDK ARKに同梱されており、LifeKeeper側で設定を行うためお客様でソフトウェアのインストールと設定を行う必要はございません。

    img-vmdk.png

    2019年10月8日 LifeKeeper for Linux v9.4で強化された機能

    • 共有ストレージとして利用可能な環境の拡張
    • スタンバイノード監視
    • SAP S/4HANAにおけるHAクラスターの認定(S/4-HA-CLU-1.0)を取得
    • Oracle19cへの対応

    共有ストレージとして利用可能な環境が従来より拡張されました

    LifeKeeper for Linuxでは従来、それぞれの共有ストレージとLifeKeeperの組み合わせでテストを行い、正常に動作することが確認できたものを「認定済ストレージ」としてサポトしています。今後はそれに加え、未認定のストレージでも、LifeKeeper の I/O Fencing機能を組み合わせて使用することで、サポートが受けられるようになりました。

    詳細はこちら

    より安全なフェイルオーバーを実現できる「スタンバイノードの監視機能」を追加

    通常HAクラスターソフトウェアは常時「監視」を行い、監視の中で障害を検知するとフェイルオーバー(ActiveノードからStandbyノードへの切り替え)などの復旧処理が行われるように作られています。LifeKeeper for Linux v9.4では新たにスタンバイノードの監視機能が追加されました。これによりより安全なフェイルオーバーが可能になります。

    詳細はこちら

    imgactive-monitor.png

    SAP S/4HANAにおけるHAクラスターの認定(S/4-HA-CLU-1.0)を取得

    すでに取得していた、SAP Netweaver 7.xにおける認定(NW-HA-CLU 750)に加え、新たにS/4HANAにおけるHAクラスターの認定(S/4-HA-CLU-1.0)を取得しました。

    img-sap-certified-s4hana.png

    Oracle19cへの対応

    Oracle Databaseの最新バージョンである、Oracle Database 19cのサポートが追加されました。19cでは、従来のStandard Edition 2ライセンスでのRAC構成がサポートされない事がOracle社の管理構成ガイドに記載されております。
    当社ではこれまでOracle RACを利用されていたお客様が、可用性を落とすことなく19cを利用できるソリューションやOracle DBMSに代わるデータベースのご紹介も用意しております。

    詳細はこちら

    2018年8月8日 LifeKeeper for Linux v9.3で強化された機能

    Quorum Witness機能でstorageモードの利用が可能に!

    従来のQuorum Witness 機能に、storageモードが追加されました。
    これにより、さまざまな環境下に於いて、共有ストレージを介してQuorum/Witness判定を実施することが出来るようになりました。
    スプリッドブレインの発生リスクを大幅に軽減しながら、高い信頼度でシステムのフェールオーバーを実施することが可能となります。

    現在利用可能なQuorumモードは以下の通りです。

    Quorumモード モード別概要説明
    majority(default) コミュニケーションパスを通じて疎通確認を行い、Quorum チェックを行います。
    クラスター内の過半数のノードと疎通ができることで、Quorum チェック成功と判断します。
    本モードは3ノード以上のクラスターで動作可能です。2ノード構成の場合は、Witness 専用のノードを追加する必要があります。
    tcp_remote コミュニケーションパスから独立したホストに対して、指定されたポート上の TCP/IP サービスに接続確認を行い、Quorum チェックを行います。
    指定されたホストの過半数に接続できることで、Quorum チェック成功と判断します。 別途、接続確認用のホストが必要です。
    storage 共有ストレージを Witness デバイスとして用いる Quorum モードです。
    クラスター内のすべてのノードからアクセスできる共有ストレージを用いた合意システムで、共有ストレージを介してノードの情報交換を行います。
    共有ストレージにアクセスできることで、Quorum チェック成功と判断します。
    本モードは2ノードのクラスターから動作可能で、最大4ノードまでサポートされます。別途、共有ストレージが必要です。
    なお、Quorum モードに storage を選んだ場合、Witness モードについても storage を選択しなければなりません。
    none/off Quorum チェックが無効になっています。この設定では、常に Quorum チェック成功と判断されます。

    注)storageモードは、v9.3以降のバージョンをご使用時に利用可能となります。

    なお、storageモード利用時に、利用可能な共有ストレージは以下のとおりです。

    ストレージ種別 利用可能な共有ストレージ
    block 物理ストレージ、RDM(物理互換)、iSCSI(VM内イニシエーター)、VMDK
    file NFS
    aws_s3 Amazon Simple Storage Service (S3)

    2017年10月2日 LifeKeeper for Linux v9.2で強化された機能

    Hyper Converged Infrastructure上での多彩な利用が可能に!

    LifeKeeper for Linux v9.2リリース時には、Nutanix社のハイパーバイザーであるAcropolis Hypervisor(AHV)を
    Single Server Protectionのサポート対象に加えましたが、v9.2.1からは、LifeKeeperもAHV上でのサポート対象に加わりました。
    現在利用可能な組み合わせは以下の通りです。

    HAソフトウエア Hypervisor 仮想共有ディスク 管理ツール 特記事項
    Single Server Protection for Linux AHV - Prism
    LifeKeeper for Linux AHV ABS Prism Quorum/Witness Kitの利用が必須
    LifeKeeper for Linux ESXi VMDK vCenter Quorum/Witness Kitの利用が必須
    LifeKeeper for Linux ESXi ABS Prism & vCenter Quorum/Witness Kitの利用が必須

     

    AWS Direct Connectを利用した、閉域網経由でのクラスターノードへの接続

    LifeKeeperは「Recovery Kit for EC2™」を提供しており、これまでも以下ABの2つの接続形態をサポートしておりました。

    A:インターネット上のクライアントから、EC2上のクラスターノードへの接続

    img_spec-ec21.png

    B:同一VPC(Virtual Provate Cloud)内に存在するクラスターシステムへの接続

    img_spec-ec22.png

    A及びBの接続形態の詳細は、「Recovery Kit for EC2™管理ガイド」をご参照ください。

    LifeKeeper for Linux v9.2からは、上記のA、B二つのパターンに加えて、「Recovery Kit for Route 53™ 」を利用して以下の2つの接続形態もサポートいたします。

    C:AWS Direct Connectを使用し、オンプレミス環境のクライアントから専用ネットワークを経由し、VPC内のクラスターノードへ直接接続

    img_spec-ec23.png

    D:他のVPC上のクライアントからのクラスターノードへの接続

    img_spec-ec24.png
    C及びDの接続形態の詳細は、http://jpdocs.us.sios.com/に掲載されている「AWS Direct Connect 接続クイックスタートガイド」をご参照ください。

     

    参考情報:AWS Direct Connectを使った上記以外のパターンでの検証例

    株式会社クラスメソッド様には、AWS Direct Connectを使用し、EC2上のHA構成の「サイボウズ ガルーン」をオンプレ環境から利用するケースの検証結果をブログ記事として公開を頂いております。

     

    Hyper Converged Infrastructureへの対応

    Hyper Converged Infrastructureは次世代の仮想基盤として注目を集め、その用途も企業の基幹システムやデータベースへと広がっています。この流れを受け、

    • Nutanix社のハイパーバイザーであるAcropolis Hypervisor(AHV)をサポート対象に加えました(Single Server Protectionのみ)。検証レポートはこちら
    • VMWare社のvSAN環境におけるLifeKeeperの動作検証を完了し、「仮想環境構成ガイド」を更新しました。新しいレポートはこちら

    2016年8月1日 LifeKeeper for Linux v9.1で強化された機能

    • Quick Service Protection
    • LifeKeeper APIs
      • LifeKeeper API for Monitoring
      • Zabbix Sample Module for LifeKeeper API

    Quick Service Protection

    LifeKeeperは、オプション製品の「ARK」(Application Recovery Kit)を使用することにより、ハード障害、OS障害、そして主要なミドルウエアやアプリケーションの障害からの自動復旧が可能なHAシステムを、簡単に短期間で構築できることが大きな特徴でした。

    専用のARKが用意されていないアプリケーションを保護対象とする場合にも「GenericARK」と呼ばれるフレームワークが用意されており、任意のアプリケーションをLifeKeeperの保護対象とすることが可能です。但し、この「GenericARK」を使用するにはアプリケーションの起動、停止、監視を司るスクリプトの開発が必要となり、LifeKeeper導入の際のハードルとなるケースがありました。

    LifeKeeper for Linux v9.1からは、新機能"Quick Service Protection"を利用することにより、GUI上での簡単な設定のみでLinux上の一般的なサービスをLifeKeeperの保護対象とすることが可能となりました。

    ※専用ARKが用意されているアプリケーションは対象外となります。

    • プルダウンメニューから"Quick Service Protection"を選択
    img_spec-qsp1.png
    • 保護対象とするサービスをマウスで選択
    img_spec-qsp2.png
    • いくつかの簡単な選択と入力のみでLifeKeeper上に保護対象となるリソースが完成!

    img_spec-qsp3.png

    LifeKeeper APIs

    従来のLifeKeeperでは、複数のクラスターシステムの状態を把握するには、それぞれのクラスター毎にGUIを立ち上げて個別に確認を行う必要がありました。

    img_spec-api.png

    "LifeKeeper API for Monitoring"は、外部システムからLifeKeeperの状態を参照することが可能なAPIです。各種統合運用管理ツールからこのAPIを呼び出すことにより、それらのツールの画面上でLifeKeeper を含めたシステム全体の一元的なモニタリングが可能となり、特にクラウド環境や大規模システムにおける運用性の向上に貢献します。

    img_spec-api4.png

    img_spec-api2.jpg

    2015年9月1日 LifeKeeper for Linux v9.0で強化された機能

    DevOps/Infrastructure as Codeへ対応

    ITインフラにおける構成管理、展開作業を自動化するツールである“Chef”による自動構成を実現するための機能を実装しました。これによりサーバー環境を構築する際のスピードアップを実現し、同じ構成のサーバーを短時間で大量に複製することが可能となるほか、人為的な作業ミスを排除することが可能となります。
    ※Chefのサポートはv9.5.0までです。ご注意ください。

    コマンドライン関連の機能強化

    多くのインフラ構築・運用を行うエンジニアの利便性と作業効率向上が実現されます。

    VMware vSphere6.0に対応

    vSphereの各種機能とLifeKeeperの連携や共存により、アプリケーションを含めたトータルなシステムとして、高い可用性が実現されます。

    Chefとは?

    インフラにおける構成管理、展開作業を自動化するツール。Rubyでプログラミングをするように、インフラの構成管理をコードによって行える。

    img_spec-chef1.png

    Recipe

    Chef Clientで実際に設定されるインフラの構成情報を書いたプログラムのことです。Rubyの文法をベースにしてChefのDSL(Chef固有の命令)を使って記述します。たとえば、ミドルウエアをインストールして、サービスを起動するなど、従来、対象の端末にログインしてコマンド操作/各種スクリプトで行っていた処理などを、すべてRubyのコードで書きます。

    CookBook

    作成したレシピを実行するために必要になる設定ファイルのひな形やパラメータ一覧などをまとめたものが、CookBookです。CookBookの中には、Recipeも含まれます。

    Chefで何が変わるの?

    サーバー環境を構築する際の圧倒的なスピードアップが実現します。

    img_spec-chef2.png

    • これまでのやり方とは比べ物にならないほどスピーディーにインストレーション/コンフィギュレーションが可能となり、省力化が可能

    • 再現性
      同じ環境のサーバーを短時間で大量に複製可能

    • 確実性と正確性
      自動化により、人為的な作業ミスを排除することができる

    • 設定ミスによる様々なトラブル(システムダウンを含む)を防止

    こんな場合にもChefで解決!

    • 開発チームが使った環境を、運用チームへ引き継ぎたい。
    • テスト環境で入念な検証作業を行い不具合を出し尽くした。できればこの環境をそのまま本番環境へ移行したい…
    • アメリカにあるサーバーにLifeKeeperを入れなければならない。
      但し、現地にはLifeKeeperを知っている人はおらず、どうやって環境構築を行ったものやら…
    • 今度の案件は100台以上の仮想サーバーにLifeKeeperを入れなければならないのだが、それぞれのサーバーにインストールしてコンフィギュレーションをすることを考えると途方に暮れてしまう。
      そもそもうちの会社の体力では荷が重すぎるかもしれない…