Oracle Databaseの高可用性ソリューション

1.概要

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LifeKeeperはOracle Databaseの可用性を向上させます。LifeKeeperを用いて止まらないシステムを作ることで、ビジネスを支えるシステムの信頼性を高めます。

金融、流通・小売、製造など様々な業界のシステムで利用されるOracle Databaseの可用性に関する課題をLifeKeeperが解決します。

2.製品の特長

スクリプトレスで構築

使用するアプリケーションに応じた監視処理や起動処理等がテンプレートとして用意されていますので、お客様でスクリプトを書かずに、Oracle Databaseを冗長化するHAクラスターを構築することができます。

多様な環境への対応

オンプレミス環境、仮想環境、クラウド環境など様々なプラットフォームに対応しています。

OSもLinux、Windowsに対応しています。対応環境の詳細はこちらをご覧ください。

Oracleユーザーの
可用性課題を解決

Oracle Fail Safe、Oracle RAC、Oracle SEHAが利用できない場合、利用のハードルが高い場合などLifeKeeperがお客様の課題を解決します。Oracleユーザーの方が抱える課題と解決方法についての詳細は「Oracleの可用性の課題と解決方法」をご覧ください。

3.Oracleの可用性の課題と解決方法

Oracle Fail Safe(OFS)が Oracle Database 19c で非推奨、21cでサポート終了

OFSを利用していたユーザは19c以降では代替案を検討する必要があり、下記のような課題があります。

  • Oracle SEHAを利用する場合、 Oracle SEHAはOracle Database 19.7 および Oracle Grid Infrastructure 19.7 以降のバージョンから利用可能です。Oracle SEHAを利用するためには Grid Infrastructure もバージョンアップする必要がある。
  • リプレイスのタイミングでクラウド移行をご検討される場合もありますが、Oracle SEHAはクラウド環境ではサポートされていない。(2023年4月現在)

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LifeKeeper for Windows をご利用いただくことで、スクリプトを書かずにOracle DatabaseをHAクラスター化することができ、クラウド環境でもご利用いただけます。

Oracle SE2(Standard Edition2)RAC が Oracle Database 19c でサポートされない

SE2 RACユーザの方の下記のような課題があります。

  • Oracle Database SE2 (Standard Edition2)の登場により、Oracle RACを使用する際の制限が強化されてしまい、可用性の確保に悩んでいる。
  • Oracle Database 19c では SE2 RACがサポートされない。でもコストが跳ね上がるEE(Enterprise Edition)への移行は避けたい。その解決方法に悩んでいる。

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LifeKeeperを利用することでSE2でもOracle Database をHAクラスター化し高可用性を実現します。

詳しくは、特設ページをご覧ください。

特設ページはこちら

Oracle SEHAを利用する際の課題

Oracle SEHAの利用には以下のような課題があります。

  • 初期の19cリリース(19.3~19.6)では使用不可
  • パブリッククラウドに非対応(2023年4月現在)
  • 共有ディスクが必須
  • Oracle DB以外のアプリケーションのHA化はユーザ責任で行う必要がある
  • GUIベースの管理作業が行えない
  • 障害検知や回復の時間/回数などのカスタマイズが不可

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解決方法をまとめた資料をご用意しましたのでご覧ください。

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資料を見る

クラウドリフト時になるべく構成を変更したくない

既存システムをクラウドリフトする場合、大きな構成変更をすると期間とコストがかかってしまうという課題があります。

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Oracle Cloud Infrastructure(OCI)は、共有ストレージや仮想IPアドレスに対応しているため、オンプレミス環境で共有ストレージや仮想IPアドレスを使用している環境をスムーズにクラウドリフトできます。
LifeKeeperには『Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure」』と呼ばれる無料のオプション製品があり、下記の特徴があります。これらの特徴により、OCIのクラウド環境への移行をスムーズに行うことができます。

  • Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure はOCIで仮想IPアドレスの制御を容易に行うことができます。
  • Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure はGUIで必要な情報を入力し、リソースを作成するだけで、OCI上でサーバの切り替えのための設定を行うことができます。

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資料「Oracle でよくある課題まるっと解決」

上記でご紹介した課題を含め、Oracleユーザーが直面するよくある課題と解決方法について、一つにまとめた資料です。

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資料を見る

4.FAQ

Q Q. Oracle Fail Safe からのリプレイスを検討しています。Windows環境でも利用できますか?

A

はい、Windows環境でもご利用いただけます。

Q 概算費用を知りたいです。

A

こちらの資料をご参照ください。

Q 1台のサーバ上に複数のOracle Databaseを構成する場合、ライセンス費用はどのようになりますか?ライセンスは何に対してかかりますか?

A

対象サーバのノードに対する課金されます。 同一サーバ上に、複数のOracle Databaseのインスタンスが稼働しても、1台のサーバに必要なライセンス、及び保守は1ライセンスずつとなります。

Q Oracle Database 19c Standard Editionのマルチテナント構成はサポートされますか?

A

はい、LifeKeeperはOracle Databaseのマルチテナント構成(CDB/PDB)をサポートします。詳細はこちらをご確認ください。

Q Oracle Databaseのサポートバージョンについて教えてください。

A

OSごとのサポートマトリックスをご確認ください
Linuxはこちら
Windowsはこちら

Q クラウド環境でも利用できますか?

A

はい、物理環境、仮想環境はもちろん、クラウド環境もAWS、Azure、OCI、GCPなど多様な環境でご利用いただけます。

Q SEHAとLifeKeeper、それぞれのメリット・デメリットを教えてください。

A

それぞれのメリット・デメリットにつきましては、こちらの資料をご確認ください。

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5.関連情報

【ホワイトペーパー】
利用前に確認しておきたいOracle SEHAの課題と解決策
Oracle SEHA / LifeKeeper比較資料
Oracle RACの課題と解決策~Oracle RACが直面する2つの大きな課題~
Amazon RDS Custom for Oracleで増えたOracle DBのAWS移行パス、それぞれの違いは?自社に最適な移行先は?
Oracle でよくある課題まるっと解決

【技術資料】
[Linux] Oracle Recovery Kit の処理概要
[Windows] Oracle Recovery Kit の処理概要
Recovery kit for Oracle Cloud Infrastructure step by step Guide (Linux)
AWS 上での Oracle 2 ノードクラスタ 作成スクリプト説明資料(Windows)

【ウェビナー】
Oracle DBユーザーがAWSを利用する際の高可用性セミナー 〜Oracle on AWS × LifeKeeperで課題を解決〜
Oracle DBをAWSに移行する方法
サイオス流⚡SEライセンスでOracle RACを使わない可用性の高め方

【関連記事】
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