LifeKeeperの特徴

LifeKeeperは、システムの障害を監視し、稼動系に障害が生じた場合に待機系に自動的に切り替えを行うことで、システムのダウンタイムを短縮し、ビジネス損失を最小限にするHAクラスターソフトウェアです。

LifeKeeperのおもな構成

共有ディスク構成

外部ストレージを共有ディスクとして用いる一般的なHAクラスタシステム構成です。

ストレージおよびマルチパス構成を含めたクラスタシステムの試験を実施しており、より信頼性の高いフェイルオーバを実現します。

データレプリケーション構成

高価な外部ストレージを必要とせず安価にクラスタシステムを構成できます。

サーバ毎に接続されたローカルディスクをレプリケーションすることで、ミラーボリュームを作成し、共有ディスクとして扱います。
これにより物理的な制約がなくなるため、遠隔地へのフェイルオーバーも可能になります。

LifeKeeperの簡単構築を支援するサービス

LifeKeeperには、HAクラスターを簡単に構築するための製品・サービスが用意されています。

Application Recovery Kits(ARK)

ARKはHA化するアプリケーションの動作を制御するスクリプト集のことで、LifeKeeperだけの特徴的な製品です。

1.設計・実装・試験にかかる
工数を大きく削減

HA化するアプリケーションの動作に関する調査と設計、試験が要らないため、工数を大きく削減できます。

2.スクリプト操作不要のため
人的ミスの誘発を防止

Wizard形式での実装のため人的ミスの誘発を防止します。スクリプト操作も要りません。

3.サポートが受けられる
安心感

LifeKeeper製品本体だけでなくARKにサポートも付けられる*ため、アプリケーションのバージョンアップにも追従できて安心です。

*初年度のサポート契約必須

ARKを使わない場合(全8工程)

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ARKを使う場合(全5工程

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ARK対応ソフトウェアを見る

Generic ARK

Application Recovery Kits(ARK)が対応していないアプリケーションを保護する仕組みです。ユーザ様ご自身の手でアプリケーションを制御する専用のスクリプトを作成し、LifeKeeperにリソースとして組み込む事でLifeKeeperによる保護が可能になります

Generic ARKについて詳しく見る

Quick Service Protection(QSP)Recovery Kit

QSP Recovery Kit は、OSのサービスを簡易的に保護する仕組みを提供します。OSのserviceコマンドで起動 (start) ・停止 (stop) ができるサービスであれば、容易にリソースが作成できます。Generic ARKを使っても同じことが実現できますが、QSPを使えばスクリプトの作成が不要です。

ただし、QSPのquickCheckでは簡易なチェックしか行っていません(serviceコマンドのstatusを利用しています)。実際にそのサービスが提供できているか、プロセスが動作しているかは保証されません。複雑な起動や停止処理、堅牢なチェックが必要な場合は、Generic ARKの利用をご検討ください。

※保護対象はLinuxのみ

QSP関連情報

[ブログ]ビジネス継続とITについて考える / QSP か GenericARK 二つの選択肢

[ブログ]ビジネス継続とITについて考える / Quick Service Protection(以下 QSP)を利用して、SQL Server 2017 on Linux リソースを作成してみた。

その他のサービス

専用スクリプト作成サービス

ARKのラインナップ外のアプリをLifeKeeperに組み込むための、専用スクリプト作成サービスです。

詳しくはこちらの資料をご確認ください。

LifeKeeper導入サービス

初めてのLifeKeeper導入で作業に不安がある方、製品の導入は確実な作業が可能なメーカーに任せたい方のために、LifeKeeperの導入作業を当社にて承るサービスです。

詳しくはこちらの資料をご確認ください。

ドキュメント作成・
製品レクチャーサービス

お客様にて構築されたLifeKeeperクラスターシステムの構成に関するドキュメントを当社にて作成する、「ドキュメント作成支援サービス」と運用手順書を元にLifeKeeperの操作方法を現地でご説明する「LifeKeeper製品レクチャーサービス」です。

詳しくはこちらの資料をご確認ください。