Single Server Protection (以下、SSP)は、OS上のアプリケーションを監視し、障害を検知するとアプリケーションの再起動やVMの再起動により復旧を試みるソフトウェアです。
HAクラスタソフトウェアとは異なり、単一のノードにインストールしてご利用頂きます。そのため、待機ノード用のコンピューター資源を用意しなくともシステムの可用性を向上させることができますので、ローコストかつ容易にシステムの可用性向上が図れます。
Single Server Protection (以下、SSP)は、OS上のアプリケーションを監視し、障害を検知するとアプリケーションの再起動やVMの再起動により復旧を試みるソフトウェアです。
HAクラスタソフトウェアとは異なり、単一のノードにインストールしてご利用頂きます。そのため、待機ノード用のコンピューター資源を用意しなくともシステムの可用性を向上させることができますので、ローコストかつ容易にシステムの可用性向上が図れます。
物理、仮想、クラウドと、あらゆる環境に対応しています。特にVMwareベースの国内クラウドサービスを中心に、多数動作検証を実施しております。また、HCI環境については、VxRail、SimpliVity、Nutanixなど、主要なハードウェアベンダーとの協業により、多くのHCI上での動作を確認しております。
【SSP関連資料ダウンロード】【構築ガイド】 仮想環境HAクラスター構成ガイド Linux版(VMware vSphere7編) 【検証レポート】Nutanix / NTTコミュニケーションズEnterprise Cloud / U-Cloud / ニフクラ / FUJITSU Cloud Service for OSS |
昨今のシステム障害は、ハードウエアや基本ソフトに起因するものよりも、アプリケーションの障害に起因するものの割合が増えてきています。
よってシステムダウンに伴う業務への影響を最小限に留める為には、アプリケーションを含めた監視と回復措置を備えることが不可欠です。
なおVMware vSphereで監視可能な範囲は、ハードウェアからOSまでであり、アプリケーションやミドルウェアは範囲外です。
vSphere HAはゲストOSを監視し、SSPはゲストOS上のアプリケーションを監視しつつ、vSphereと連携します。
これにより、同一 サーバー上で実行されている正常なサービスを継続しながら、可能な限り障害となっているサービスだけを復旧させることができます。
アプリケーション障害検知後の動作選択肢
1. アプリケーション障害の検知を通知するだけで処理は行わない
2. 「アプリケーションの再起動」処理だけを行う
3. vSphere HAの「仮想マシンの再起動」処理だけを行う
4. 「アプリケーションの再起動」を試み、失敗した場合に「仮想マシンの再起動」を行う
SSPには標準で各種アプリケーションを監視するオプション(Application Recovery Kit)が含まれております。
これにより監視用スクリプトを作成することなく、簡単に様々なアプリケーションを監視することができます。
監視対象アプリケーション | Linux | Windows |
Oracle | ○ | ○ |
SQL Server | ○ | |
PostgreSQL | ○ | ○ |
DB2 | ○ | |
MySQL | ○ | |
Apache Web Server | ○ | |
Microsoft IIS | ○ | |
Postfix | ○ | |
Samba | ○ | |
NFS Server | ○ | |
Network Attached Storage | ○ | |
WebSphere MQ | ○ | |
ユーザ固有アプリケーション | ○ | ○ |
SSPは、GUIツールとApplication Recovery Kitと呼ばれるスクリプトが連動することによって、ウィザードに対して必要な入力をするだけで、設定が可能です。
また、全ての設定・変更作業がGUIで行え、リソース間の依存関係はApplication Recovery Kitが自動設定します。変更を行う場合も、OSの再起動の場合以外はアプリケーションを停止することなく、GUIで動的に行うことが可能です。
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