Single Server Protection (以下、SSP)は、OS上のアプリケーションを監視し、障害を検知するとアプリケーションの再起動やVMの再起動により復旧を試みるソフトウェアです。
HAクラスタソフトウェアとは異なり、単一のノードにインストールしてご利用頂きます。そのため、待機ノード用のコンピューター資源を用意しなくともシステムの可用性を向上させることができますので、ローコストかつ容易にシステムの可用性向上が図れます。
Single Server Protection (以下、SSP)は、OS上のアプリケーションを監視し、障害を検知するとアプリケーションの再起動やVMの再起動により復旧を試みるソフトウェアです。
HAクラスタソフトウェアとは異なり、単一のノードにインストールしてご利用頂きます。そのため、待機ノード用のコンピューター資源を用意しなくともシステムの可用性を向上させることができますので、ローコストかつ容易にシステムの可用性向上が図れます。
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物理、仮想、クラウドと、さまざま環境に対応しています。
昨今のシステム障害は、ハードウエアや基本ソフトに起因するものよりも、アプリケーションの障害に起因するものの割合が増えてきています。
よってシステムダウンに伴う業務への影響を最小限に留める為には、アプリケーションを含めた監視と回復措置を備えることが不可欠です。
なおVMware vSphereで監視可能な範囲は、ハードウェアからOSまでであり、アプリケーションやミドルウェアは範囲外です。
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vSphere HAはゲストOSを監視し、SSPはゲストOS上のアプリケーションを監視しつつ、vSphereと連携します。
これにより、同一 サーバー上で実行されている正常なサービスを継続しながら、可能な限り障害となっているサービスだけを復旧させることができます。
アプリケーション障害検知後の動作選択肢
1. アプリケーション障害の検知を通知するだけで処理は行わない
2. 「アプリケーションの再起動」処理だけを行う
3. vSphere HAの「仮想マシンの再起動」処理だけを行う
4. 「アプリケーションの再起動」を試み、失敗した場合に「仮想マシンの再起動」を行う
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Single Server Protection(SSP)は、Amazon EC2 Auto Recovery(以下 Auto Recovery)とシームレスに連携し、シングルサーバー(単一ノード)環境でも高い可用性を実現します。これにより、AWSユーザーが、Availability Zoneを跨いだ冗長化を必要としないシステムにおいても、システム障害に備えた堅牢な復旧体制を構築できます。
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複数レイヤーでの障害対応
Auto Recovery
・ハードウェアや物理ホストの障害時にインスタンスを自動で復旧。
・別ホストへの再起動により、物理的な障害からの復旧を迅速化。
Single Server Protection(SSP)
・アプリケーションやOS層の障害を検知し、自動再起動で復旧。
シンプルかつ低コストな構成
・スタンバイノードを必要としないため、AWSインフラコストを抑制。
・シングルサーバー環境に最適な可用性ソリューション。
Single Server Protection (SSP) とAuto Recoveryを組み合わせることでどのような回復性を提供できるか、検証結果をもとに解説した資料をご用意しています。詳細は是非資料をご覧ください。
SSPには標準で各種アプリケーションを監視するオプション(Application Recovery Kit)が含まれております。
これにより監視用スクリプトを作成することなく、簡単に様々なアプリケーションを監視することができます。
| 監視対象アプリケーション | Linux | Windows |
| Oracle | ○ | ○ |
| SQL Server | ○ | |
| PostgreSQL | ○ | ○ |
| DB2 | ○ | |
| MySQL | ○ | |
| Apache Web Server | ○ | |
| Microsoft IIS | ○ | |
| Postfix | ○ | |
| Samba | ○ | |
| NFS Server | ○ | |
| Network Attached Storage | ○ | |
| WebSphere MQ | ○ | |
| ユーザ固有アプリケーション | ○ | ○ |
SSPは、GUIツールとApplication Recovery Kitと呼ばれるスクリプトが連動することによって、ウィザードに対して必要な入力をするだけで、設定が可能です。
また、全ての設定・変更作業がGUIで行え、リソース間の依存関係はApplication Recovery Kitが自動設定します。変更を行う場合も、OSの再起動の場合以外はアプリケーションを停止することなく、GUIで動的に行うことが可能です。
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【製品概要説明資料ダウンロード】
Single Server Protectionの機能、動作環境、対応ソフトウェア等 |