LifeKeeper for Windows / Single Server Protection for Windows v8.10.1 リリースのご案内
製品
製品リリース情報
LifeKeeper
Single Server Protection
LifeKeeper for Windows / SIOS Protection Suite for Windows / DataKeeper for Windows Cluster Edition / Single Server Protection for Windowsの最新バージョンである、v8.10.1がリリースされました。
1.LifeKeeper for Windows v8.10.1 のリリースに関して
製品受注・出荷開始日は 2024年7月11日です。
各製品の詳細情報は下記の通りです。
v8.10.1リリースのコンセプト
「高いセキュリティレベルと可用性の両立」と、「ユーザ体験のさらなる向上」
という2つのテーマを掲げ、これらを具現化していく複数の機能拡張を行っております。
新機能・機能変更
クラウド環境での利用がさらに柔軟に
- AWS Outpostsのサポート
「LifeKeeper」が国内初「AWS Outpostsサービスレディ」に認定されました。
「AWS Outposts」は、AWS 環境を自社のオンプレミス環境に拡張することにより、自社データセンターと AWS 環境との物理的な距離によるレイテンシーを短縮し、ローカルでのデータ処理ニーズにも対応するサービスですが、当リリースより Outposts 上で展開されるシステムで LifeKeeper による HA 構成が可能となりました。
これにより、基幹業務に関わるシステムを高い可用性を担保しながら Outposts上で運用することが可能となります。
尚、現段階で本サポートにより実現できる構成は下記のとおりです。
- Outposts 内外のクライアントからの、セカンダリIP付け替え方式によるクラスターシステムへのアクセス
セキュリティ面を一層強化
- AWS上でIMDSv2のサポート
IMDSv2を有効化したAWSのインスタンス上でLifeKeeperの稼働が可能となり、LifeKeeperを構成するコンポーネントもIMDSv2によるインスタンスメタデータの取得に対応しました。
IMDSv1ではセキュリティ面での脆弱性が指摘されておりましたが、IMDSv2への対応により、よりセキュアな環境でのクラスターシステムの運用が可能となります。 - LifeKeeper for Windowsの全てのバイナリに「コード署名」
LifeKeeper for Windowsの全てのバイナリーに「コード署名」を行いました。
これにより、お客様はソフトウエアが信頼できるソースからのものであることの確証が得られ、実行可能ファイルが署名後に変更されていないことを保証する完全性が実現されます。
オペレーション面でのユーザエクスペリエンス向上
- Oracle ARKが「OS認証」に対応
これまでOracle ARKを使用してリソースを作成する際、ユーザー名とパスワードの入力が必須でした。「OS認証」に対応したことでリソース作成時のユーザー名とパスワードの入力が不要になります。
LifeKeeper for Linuxでは、既にこのOS認証に対応しており、お客様はOSに依存せず一貫したオペレーションが可能になります。 - リソース監視におけるLifeKeeper for Linuxとのユーザ体験の統一
リソース階層の上位リソースが停止した場合であっても、そのリソース階層に属する下位のリソースがサービス中(ISP)の場合には監視の対象とし、異常を検出した場合はローカルリカバリー やフェイルオーバーの実行が可能になりました。LifeKeeper for Linuxとソフトウェアの動作が統一されました。 - DataKeeper使用時のエラーメッセージ表示
DataKeeper使用時に、ミラー側のIPアドレスが変更になった際には「changemirrorendpoints」コマンドで環境の再設定が必要です。
ミラー側のIPアドレスが変更になった際、DataKeeperは変更を検知し、警告とガイダンスをGUI上に表示するようになりました。また、changemirroreindpointsコマンドのエラー表示機能も改善され、設定不備の箇所がより分かりやすくなりました。
2.LifeKeeper for Windows v8.10.0に対する追加サポートに関して
ほぼ毎月新しいOSやアプリケーションをサポート対象に追加しています。
新たに追加されたサポート対象についてはLifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルの「追加サポート情報一覧」をご参照ください。
ユーザーポータル登録者の方には、毎月のメールマガジン「Coati Break」でもご案内しています。
3. 製品メディアのダウンロード
出荷開始日以降、こちらのサイトよりメディアのダウンロードが可能となります。「製品メディアのダウンロードとご利用上の注意」をご確認のうえ、ご利用ください。
- メディアダウンロード
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/sections/360006065891 - 製品メディアのダウンロードとご利用上の注意
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/900002962563
なお、ご利用いただく場合にはLifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルに、ビジネスパートナーとしてサインインする必要があります。LifeKeeperのビジネスパートナー企業の方で、ご登録がお済みでない方はこちらから申請ください。
修正されたBug情報と修正内容に関しては、受注開始日・出荷開始日の2024年7月11日にLifeKeeper/DataKeeper User Portal (https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja)に掲載されるTechnical Update Informationおよび、ドキュメントサイト(https://support.us.sios.com/aspx/jpdocs_us_sios_com_home/)に掲載されるリリースノートをご参照ください。
本件に関するお問い合わせは、営業担当または partner-info@sios.com までご連絡ください。