LifeKeeper for Linux / Single Server Protection for Linux v9.9.0 リリースのご案内

製品

製品リリース情報

LifeKeeper for Linux / SIOS Protection Suite for Linux / Single Server Protection for Linuxの最新バージョンである、v9.9.0をリリースしました。

1. LifeKeeper for Linux v9.9.0 のリリースに関して

製品受注・出荷開始日は 2024年9月25日です。
各製品の詳細情報は下記の通りです。

v9.9.0 リリースのコンセプト

「システム障害対策」のソフトウエアという枠を超え、「災害対策」「(有事の際の)事業継続」のためのソフトウエアへと、その守備範囲を拡大します。

新機能・機能変更

 災害対策のための新機能と特別価格

  • Disaster Recovery add-onの提供開始
    遠隔地の災害対策サイトへのリアルタイムでのデータレプリケーションと、アプリケーションのフェイルオーバーを可能にするオプション製品を提供します。
    これを利用することで、WAN回線を介した遠隔地サイトのスタンバイノードに対しても高速なレプリケーションと、障害発生時のフェールオーバーを可能とするため、自然災害によるシステム停止から素早くアプリケーションを回復することが可能です。
    製品名 標準価格(税抜)
    Disaster Recovery add-on 1 year ¥500,000
    ※LifeKeeper for Linux v9 のオプションとして、ライセンスとサポートが一体となった年単位契約の製品です。
     3ノードで構成可能です。
    ※型番などの詳細は LifeKeeper for Linux の価格表をご確認ください。

  • Disaster Recovery 向け特別価格
    災害対策を目的に、本番サイトのクラスターシステムイメージを災害対策サイトにコピーし、大規模災害に備えたいという要望が増えています。

    そこで、VMware Site Recovery Manager や Azure Site Recovery、AWS Elastic Disaster Recovery など、ミドルウエアやクラウド基盤の機能を使用した災害対策サイトへのシステムイメージコピーについて、平常時には両サイトのクラスタシステムが同時に起動されないことを前提に、災害対策サイト側のライセンス及び保守の費用を減額した特別価格を提供いたします。

    前述の「Disaster Recovery add-on」と比べ、回復速度は劣るものの、コストを抑えた災害への対策を実現します。

 セキュリティ及び性能面の向上

  • 製品内部でのsuの使用をsudoへ変更
    特定のユーザーには(履歴を追える)sudoの使用を許可する代わりに、suの使用を制限するケースが増えてきています。そこで、suの使用に制限を与える環境でもLifeKeeperを使用可能とすることで、システムのセキュリティレベルを向上させます。
  • SAP ARK、SAP HANA ARKとDataKeeperの利用時にフェイルオーバー先の健全性を確認する機能を強化
    フェイルオーバー先を確認し、問題があればフェイルオーバー先としてスキップし、健全な先へフェイルオーバーを行えるようになります。これにより、問題のあるスタンバイノードへフェイルオーバーしたものの失敗し、復旧時間が延びてしまうことを防ぎます。3ノード以上の構成時に役立ちます。

 その他の機能拡張

  • ウェブベースのGUIの拡張
    ドイツ語と韓国語が選択可能になりました。
    また、Single Server Protection for Linux もウェブベースのGUIに対応しました。

追加されたサポートソフトウェア、環境

 v9.9.0において新規にサポートされたソフトウェア、環境は以下の通りです。 

 [サポート対象OSの追加]

  • AlmaLinux 9.4

 [サポート対象の構成追加]

  • AWSの1つの アベイラビリティ ゾーン (AZ)内でのクラスタ構成

2.LifeKeeper for Linux v9.8.1 及び LifeKeeper for Windows v8.10.1に対する追加サポート

ほぼ毎月新しいOSやアプリケーションをサポート対象に追加しています。新たに追加されたサポート対象についてはLifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルの「追加サポート情報一覧」( https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/sections/32858541895961 )をご参照ください。


ユーザーポータル登録者の方には、毎月のメールマガジン「Coati Break」でもご案内しています。

3.製品メディアのダウンロード

出荷開始日以降、こちらのサイトよりメディアのダウンロードが可能となります。「製品メディアのダウンロードとご利用上の注意」をご確認のうえ、ご利用ください。

なお、ご利用いただく場合にはLifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルにログインするためのアカウント登録が必要となります。ご登録がお済みでない方はこちらから申請ください。
https://mk.sios.jp/userportal_application

修正されたBug情報と修正内容に関しては、受注開始日・出荷開始日にLifeKeeper/DataKeeper User Portal (https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja)に掲載されるTechnical Update Informationおよび、ドキュメントサイト(https://support.us.sios.com/aspx/jpdocs_us_sios_com_home/)に掲載されるリリースノートをご参照ください。
本件に関するお問い合わせは、営業担当または partner-info@sios.com までご連絡ください。