LifeKeeper for Linux / Single Server Protection for Linux v9.5.2 リリースのご案内
製品リリース情報
LifeKeeper
Single Server Protection
LifeKeeper for Linux / SIOS Protection Suite for Linux / Single Server Protection for Linuxの
最新バージョンである、v9.5.2がリリースされました。
製品受注・出荷開始日は 2021年8月11日です。
各製品の詳細情報は下記の通りです。
新機能・機能変更
- CLIの更なる機能強化
v9.5.0から提供してきた機能強化されたCLI機能ですが、本バージョンではSAPやWebsphere MQなど、複数のRecovery Kitにおいて新たに拡張されたCLIが利用できるようになりました。詳しくは、オンラインドキュメントをご参照ください。
- スタンバイノード監視機能の強化
v9.4から提供してきたスタンバイノード監視機能ですが、本バージョンではNASやマルチパス RKにおいても利用できるようになりました。詳しくは、オンラインドキュメントをご参照ください。
追加されたサポートソフトウェア、環境
v9.5.2において新規にサポートされたソフトウェア、環境は以下の通りです。
[サポート対象OSの追加]
- Red Hat Enterprise Linux 8.4
- Oracle Linux 8.3
- CentOS 8.3
- Oracle Linux 7 UEK R6(*)
- Oracle Linux 8 UEK R6(*)
- SAP HANA support for RHEL 8.2
- SAP HANA support for SLES 15.2
- WebSphere MQ 9.2 for RHEL 7.9, 8.3
以下のOSはv9.5.1で追加サポートされています。
- Red Hat Enterprise Linux 7.9, 8.3
- Oracle Linux 7.9
- CentOS 7.9
- SAP HANA support for RHEL 8.1
- SAP HANA support for SLES 12.5
* UEKについては、カーネルバージョンが5.4.17-2102.202.5 以降のものに限ります。
[サポート対象ソフトウェアの追加]
- MariaDB 10.5
以下のソフトウェアは v9.5.1 で追加サポートされています。
- PostgreSQL 13
- EDB Postgres Advanced Server 13.0
- FUJITSU Software Enterprise Postgres 12
- SAP HANA2 SP5
- SAP S/4HANA 2020
[サポート対象環境の追加]
- スタンバイノードヘルスチェックプローブに応答する機能の追加
Microsoft Azure の Load Balancer、Google Cloud Platform の Cloud Load Balancing を利用した構成に対して、任意のポートでスタンバイノードヘルスチェックプローブに応答する機能を追加しました。
ARK製品の販売終了
[販売終了となる製品]
- Software raid (MD) ARK
※本製品を適用できるのはv9.5.1までです。v9.5.2及びそれ以降のバージョンではご利用になれません。
SIOS DataKeeper for Linux とカーネルモジュール不具合修正ドライバの同梱
いくつかの Linux リリースで Linux Kernelのmd/raid1カーネルモジュールに起因する不具合が見つかりました。v9.5.2リリースではこの不具合対応として修正ドライバを同梱しています。
この不具合は、DataKeeperの部分再同期が行われた場合に、Target側(待機側)のデータに破損が生じる可能性がありました。カーネルに起因するものですが、ご提供する修正ドライバは DataKeeper 製品の一部として弊社にてサポートいたします。
また、我々の調査結果および修正内容をLinux Kernel開発コミュニティに提供し、カーネル側が正式にこの問題を修正できるよう協力いたしました。コミュニティ版の Linux kernel では v5.13 で修正されています。各ディストリビューションで提供されるLinux kernel においても、以下のリリースで同等の修正が行われたことを確認しています。
- Red Hat Enterprise Linux 8 : 4.18.0-305.3.0
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP 5 : 4.12.14-122.74.0
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP 2 : 5.3.18-24.67.1
- Oracle Linux 7 UEK5 : 5.3.18-24.67.1
現時点で確認できていないこれ以外のディストリビューションについては、修正を確認後随時LifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルにて公開します。
各種約款の条文追加・変更について
民法改正に伴う約款要件の変更などに対応するため、以下約款における条文の一部追加・修正を行います。発効日は2021年8月11日です。
[対象の約款]
- LifeKeeper / DataKeeper スタンダードサポート約款
- LifeKeeper製品 Premiumサポート約款
- LifeKeeper製品 拡張Premiumサポート約款
- LifeKeeper / DataKeeper サブスクリプション・ライセンス サポート約款
[主な変更点]
- サイオスから一方的にサポート終了できるケースに「(5)反社会的勢力であること、反社会的勢力と取引関係があること、又は反社会的勢力を利用した活動をしていること」を追記。 ※[対象の約款]2,3のみ
- 秘密保持を負わないケースとして、「甲又は乙が独自に発表したもの」ではなく「甲又は乙が独自に開発したもの」に修正。
- 約款の有効開始年月と1週間以上の予告期間をもってホームページにおいて通知するという変更方法を追記。
製品メディアのダウンロード
出荷開始日以降、LifeKeeperビジネスパートナーの企業の方は、メディアのダウンロードが可能となります。「製品メディアのダウンロードとご利用上の注意」をご確認のうえ、ご利用ください。
なお、ご利用いただく場合にはLifeKeeper/DataKeeperユーザーポータルにログインするためのアカウント登録が必要となります。
ご登録がまだの方はこちらから申請ください。
LifeKeeper/DataKeeperユーザーポータル登録申込
修正されたBug情報と修正内容に関しては、受注開始日・出荷開始日の2021年8月11日にLifeKeeper/DataKeeper User Portalに掲載されるTechnical Update Informationおよび、ドキュメントサイトに掲載されるリリースノートをご参照ください。